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東寺展:金銅舎利塔が伝える空海の演出力

東博で開かれていた東寺展で、空海が長安から将来した金銅舎利塔の実物をみました。後七日御修法で道場の中央に置かれる象徴的な仏具で、空海の密教が釈尊以来の正統性を背景に、国の安寧と皇室の弥栄を祈るという劇場装置の凄みが伝わってきました。空海が持ち帰ったと伝わる仏舎利は後世にも騒動を起こします。

カメラが戻ってきた話

今回の忘れ物はショックでした。高知市内のホテルでチェックアウトしようとしたら、愛用の「カメラがない!」。思わず、血の気がひきました。前日の夕方に乗ったとさでん交通に電話したところ、「白いカメラでしょ。事務所にありますよ」。とっても温かい対応でした。遍路旅って、本当にいろいろなものをいただきます。

高知市を目指すワンデイ歩き遍路

第28番札所・大日寺から歩き始めると、夕暮れには高知市内に着くことができます。途中、第29番札所・国分寺では奈良時代の面影をしのびつつ。逢坂峠を越えて高知市内に入ると、まもなく第30番善楽寺です。前日の真っ青な海が広がる遍路道は一変し、高知平野の田園風景をたどるワンデイコースです。

南国高知 厳かな冬の海

遍路道の朝、暗いうちから海沿いの道を歩いているとだんだん周囲が明るくなり、南国高知の海がゆっくりと姿を現しました。独特の厳かな雰囲気を持つ冬の海を眺めながら、歩き遍路を堪能しました。

神峯寺に続く「まったて」

第27番札所・神峯寺に続く遍路道は標高差450mを直登することから「まったて」と呼ばれてきました。十一面観音菩薩の霊験を求める人々は険路を厭わず参拝したのです。霊験譚はいまも四国のあちこちに生きているように思えます。