カテゴリー: 伊予編

朝の冷気 大寺の風格

松山市北部の第52番札所・太山寺はかつて隆盛した歴史を持ち、鎌倉時代に建てられた国宝の本堂と広い境内が大寺の風格を感じさせます。朝の冷気に包まれて、静かな参拝ができました。

頼りはGPS地図アプリ 浄瑠璃寺への道

久万高原から第46番札所・浄瑠璃寺に向かう途中、路線バスを途中下車して、曲がりくねったひと気のない坂を急降下。GPSを使った地図アプリが頼りになりました。

死のイメージ重なる遍路道

第45番札所・岩屋寺の奥ノ院に続く山道で、分厚い苔に覆われた大量の墓石に出くわしました。修行者たちの墓石だそうです。四国遍路が持つ死のイメージが濃厚に伝わってきました。

巨岩が伝える修行者の気配

巨大な岩に貼りつくように境内が広がる第45番札所・岩屋寺は、山岳霊場として長い歴史を持ちます。厳しい修行を求めた行者たちが息遣いが伝わってくるようです。

お接待の奥深さに触れた雨の峠道

雨が降り出した峠道で軽自動車の男性から「乗りませんか」と声をかけられました。お遍路さんのためにわざわざ愛車を流していたそうです。四国が育んできたお接待文化の深さを感じました。

赤い鳥居はお寺のシンボル

第41番札所・龍光寺は境内のど真ん中に稲荷社が鎮座しています。もともと神仏習合だった霊場を、明治時代の神仏分離令を受けて改修したため、こんなユニークな姿になったそうです