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春浅い遍路道 体験型「くす供養」も満喫

お遍路2巡目の第2日は、春の到来を感じさせる穏やかな晴天に恵まれ、久しぶりとなる遍路道の感触を確かめながらゆっくり歩きました。第3番札所・金泉寺では淡いピンク色の梅の花が青空によく映えていて、第6番札所・安楽寺の宿坊では「くす供養」という体験型のお勤めがとてもいい経験になりました。

2度目のお遍路、スタートします

今年もお遍路シーズンがやってきます。私も2回目のお遍路をスタートさせることにしました。なぜ、再び遍路道を歩きたくなるのか。その魅力は黙々と歩く遍路道の途中にあるような気がしています。

空海の息吹を伝える三十帖冊子

東京国立博物館の特別展「仁和寺と御室派のみほとけ」で、空海の三十帖冊子に強い印象を受けました。小さな文字と一緒に空海の息吹までが立ち上がってくるような気がして、何度も列の後ろに並んで展示に見入ってしまいました。

町石道を歩く(5)清浄結界に続く最後の急登

袈裟掛石を越え、空海が定めた高野山の清浄結界に踏み入ると、町石道は最後の急登になります。疲れた身体をしごかれ、表玄関となる大門にたどり着くと感慨もひとしお。ゴールの壇場伽藍はすぐそこです。

町石道を歩く(4)浄土に向かう舞台装置

町石道は麓の九度山から高野山まで6、7時間かかるロングコース。単調な道のりに疲れが出てきたとき、頼りになるのが一町(107m)ごとに置かれた町石の存在です。随筆家の白洲正子が「これこそ本物の『参道』の名にふさわしい」と記した祈りの舞台装置です。

町石道を歩く(2)紀ノ川を一望

高野山へふもとの九度山・慈尊院から歩いて登る町石道。空海が開いた高野山の表参道といっていい山道です。実際に歩いてみると、3分の1が平坦な道で荷運びなどに便利なように工夫された道筋でした。途中の展望台からは紀ノ川を見下ろす絶景が! 空海もきっと眺めたはず。