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繰り返す峠越え 「修行の道場」は続く

「かどや やきざか そえみみず」。土佐高知の遍路ころがしの呼び名です。夕方に歩いた焼坂峠では、疲れが出たのか、大苦戦。きょうのルートには巡拝すべき四国八十八ヶ所の札所はひとつもありません。「修行の道場」と言われる土佐高知の遍路道はだんだんハードルが上がってきた感じです。

大展望きたー! 再び海沿いの遍路道へ

室戸岬・足摺岬・石鎚山といった遍路にとっての聖地がまとめて見渡せる展望台って、あるんですね。第36番札所・青龍寺に向かう塚地峠から徒歩15分のところにある大峠展望所がそれです。昨日の雨から一転して青空が広がった高知で、春の歩き遍路を満喫しました。

横浪三里 巡航船の遍路旅

東西に伸びる横浪半島で外洋から守られ、おだやかな内海が広がる浦ノ内湾は「横浪三里」と呼ばれます。空海も船で渡ったとも伝える内海で、巡航船の遍路旅を満喫しました。

歴史重ねる波切不動尊

四国には古くから海岸線を歩く行者がいて、お遍路さんの原型とも言われます。第36番札所・青龍寺はそんな歴史を思わせる札所のひとつ。元横綱・朝青龍関の四股名の由来でもあるそうです