◆ご注意◆
歩き遍路向けの地図アプリについては、2019年1月6日、新しい投稿で登山用地図アプリ「YAMAP」をご紹介させていただきました。こちらのほうが内容が新しく、使いやすいと思います。
➡ 「これは使える! 歩き遍路にぴったりの登山用地図アプリ」
http://ohenro-online.com/guide/yamap_for_henro/
下記の投稿は、2016年12月時点の過去記事としてご参照いただければ幸いです。
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歩き遍路のなかではまだあまり普及していないようですが、使ってみて便利だったのは、GPSを使った地図アプリです。なかでもインターネットに接続しなくても使えるタイプの地図アプリは、携帯電話の電波が届いても届かなくても同じようにGPS信号をキャッチして動くので、山道を歩くときに強みを発揮します。第12番札所・焼山寺や第60番札所・横峰寺をたどる歩き遍路道のように、携帯電話の電波が弱い山道でもきちんとつながりました。
GPSを使った地図アプリの利点は、自分の現在位置が常に把握できるということです。
例えば、遍路道を歩いていくうち、ポスト(案内板)が見当たらなくなるときがあります。場所によってはベタベタと貼ってある案内シールも、まったく見当たらないと、だんだん不安になってきます。そんなときに、GPSを使った地図アプリを立ち上げると、瞬時に自分がどこにいるのかが把握できます。しかも、地図アプリに事前に遍路道のデータを読み込ませておくと、自分の現在位置が歩き遍路の歩行ルート上にあるのか、それともどこかで歩行ルートから外れてしまったのか、一目でわかります。これは心強い味方です。
また、連日歩いていると、自分が相当歩いたつもりでも、案外進んでいないことがあります。体の中に疲れが蓄積しているときには、自分の歩行ペースが思いのほか落ちてしまうものです。朝方は調子よく歩けたのに、午後になると1時間で着くと思っていた場所に1時間半歩いても着かない、といったことも起きます。そんなときにGPSを使った地図アプリで自分の現在位置を確かめると、気持ちがとても楽になり、効果的なペース配分にもつながります。
歩き遍路向きの地図アプリの使い方を提案してくれているのが、「おへんろ電子道標」というサイトです。歩き遍路の歩行ルートを国土地理院の電子地図データやグーグルマップを使ってマッピングしたデータが公開されていますが、実際に遍路道を歩いているときに役立ったのは、「MAPS.ME」というスマートフォン向けの無料地図アプリを使う方法でした。
この地図アプリの使うときは、まず、地図アプリ「MAPS.ME」をアップストアやグーグルプレイからダウンロードします。アプリの代金は無料です。続いて、地図アプリ「MAPS.ME」を開いて、四国4県の地図データをダウンロードします。最後に「おへんろ電子道標」のサイトから歩き遍路の歩行ルートをマッピングした「MAPS.ME」用のデータをダウンロードして、スマートフォンの地図アプリ「MAPS.ME」に読み込ませます。実際のインストールは、「おへんろ電子道標」の説明をご覧ください。
歩き遍路とって必携の地図「四国遍路ひとり歩き同行二人[地図編]」をメーンで使いながら、「おへんろ電子道標」によるGPSを使った地図アプリ「MAPS.ME」を必要に応じて組み合わせることによって、道に迷う心配は大幅に軽減されると思います。いまのところ、最強の組み合わせではないでしょうか。
ただ、地図アプリでGPSを使いぱなしにすると、スマートフォンのバッテリーがどんどんなくなるという弱点もあります。予備のバッテリーを用意したほうが無難です。
おへんろ電子道標
http://www006.upp.so-net.ne.jp/kajikimaguro/henro/
スマートフォン向け地図アプリ「MAPS.ME」の活用方法
http://www006.upp.so-net.ne.jp/kajikimaguro/henro/index.html
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