これは使える! 歩き遍路にぴったりの登山用地図アプリ

 昨年(2018年)12月に第27番札所・神峯寺から第30番札所・善楽寺まで3日間の歩き遍路をやったのですが、そのときに地図アプリ「YAMAP」というやつを使ってみました。もともとはスマートフォンにインストールして使用する登山用の地図アプリなんですが、さまざまな地図を無料でダウンロードして使うことができ、その地図の中に歩き遍路のコースが含まれているのです。

 実際に使ってみると、歩き遍路のコースは、へんろみち保存協力会が発行している「四国遍路ひとり歩き同行二人[地図編]」に掲載されているコースとほぼ同じでした。歩き遍路にとって定番のコースがアプリ上に表示されるわけです。そして、スマートフォンのGPS機能と自動的に連動しているため、自分の現在位置が地図上に表示されます。地図アプリですから、当然のことなんですけどねー。

地図アプリ「YAMAP]による遍路道の表示

 このキャプチャー画像は、第27番神峯寺から第28番札所・大日寺に向かい、香我美町付近を歩いているところです。防風林の自転車道をずっと歩いてきて夜須から国道55号線沿いを歩き、静かな旧道に入っていく地点です。分岐点がちょっとわかりにく場所ですが、赤い実線で示された遍路道の上に、自分の現在位置が青い丸で表示されていて、正しいコースを歩いていることが確認できました。

 歩き遍路のコースがスマホのアプリに表示され、そのコースのなかで自分がいまどこにいるのかが瞬時にわかる。ただそれだけのことなんですが、歩き遍路をやっていると、これは大変便利です。

 遍路道には、人家の軒先を横切ったり、集落の路地が複雑に分岐していたりして、道筋がわからなくなることもしばしばです。へんろみち保存協力会のみなさんや地元の方々が道しるべをつけてくれていますが、それでも迷ってしまうことがあります。そんなとき、地図とGPS機能が一体化したアプリがあると、大変助かります。

 では、ダウンロードと使い方をご紹介します。
 まず、YAMAPの公式サイトです。
  ➡ https://yamap.co.jp
 App Store か Google play か、お手持ちのスマホからダウンロードしてください。

 アプリをインストールして、ホーム画面を開くと、上のほうに検索窓があります。ここをタップして、メニューバーで「地図」を選んでから、検索窓に「四国遍路」と入力してください。

「四国遍路」で検索すると、地図がずらり。

 検索結果には、「四国遍路その1」から「四国遍路その21」までがランダムに表示されると思います。必要な区間の地図をダウンロードしてください。使用するときは、画面下部のメニューバーから「のぼる」のアイコンをクリックしてダウンロード済みの地図を表示させ、その地図の「のぼる」をクリックするすると、アプリ画面が地図に切り替わります。

 使用上の注意としては、スマホのバッテリーですねー。地図上の「スタート」ボタンをクリックすると、歩行距離や歩行時間が記録されていくのですが、この機能は常時GPS機能をオンにすることになるみたいで、バッテリーをけっこう消耗します。インスタグラムのストーリーを同時にやったりすると、スマホのバッテリーがぐんぐん減っていきました。そこで私は地図を表示しても「スタート」ボタンをクリックせず、遍路道のコースと自分の現在位置だけを表示させて使っていました。こうすると、アプリをみるときだけGPS機能が働くので、バッテリーを効率的に使うことができます。

 また、赤い実線で表示される歩き遍路のコースは、へんろみち保存会の地図と部分的にずれて表示されるところもあります。意図的にずらしているのか、それともコースを地図上に落とすときにずれてしまったのかわかりませんが、歩いていると、へんろみち保存会による道標と少し違うところがあるみたいです。だいたいの道筋は同じなので大きな問題にはならないとは思いますが、バッテリー問題も含めてスマホだけに頼らず、紙の地図と併用するほうがよさそうです。

 歩き遍路向けの地図アプリとしては、2年前に「おへんろ電子道標」をご紹介したことがありますが、今回ご紹介した「YAMAP」のほうが使いやすいと私は思います。

 参考:歩き遍路が頼りにする地図
    http://ohenro-online.com/guide/ohenro-map/

 

 

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