about

 「お遍路オンライン」は、東京に通勤する会社員、いもがいが運営しています。2016年秋に四国八十八カ所霊場を巡礼する25日間の遍路旅に出ました。総延長1200kmを超えると言われる「歩き遍路」のうち、だいたい520kmを歩き、そのほかは鉄道や路線バスなど公共交通機関を使っています。

 うるう年の2016年は、お遍路さんたちには「逆打ち」の年として知られていました。「逆打ち」とは、第88番札所から反時計回りで巡礼することで、うるう年にやると3倍の功徳があるそうです。私の場合、そんな「逆打ち」についても、第1番札所から順番に歩き始めてから道々出会ったひとたちに教わった次第です。勉強不足でした。

 十分な予備知識を持たないままスタートした遍路旅ですが、それでも心に残る景色やエピソードがいっぱいありました。その記録や覚書を書き留めたくなり、2016年12月、ブログを始めました。

 2018年春になって、2巡目のお遍路を「区切り打ち」でスタートさせ、現在もゆっくりと続行中です。今回は休日を利用しながら、じっくり丁寧に歩いてまわりたいと思っています。

 また、お遍路だけでなく、弘法大師空海や密教について基本的なことをきちんと学びたくなり、2018年4月には高野山大学大学院の通信課程に入学。55歳で会社員を続けながら、改めて学生証をいただくことになりました。高野山大学の課題レポートをやっていくのは、決して簡単な作業ではないのですが、学ぶことの楽しさを味わっています。

 このブログでは、お遍路や高野山とその周辺について、とりあげていきたいと思っています。

 いもがいは暖流に乗って日本にやってきた貝です。室戸岬近くの浜辺で拾ったので、ペンネームにしました。いもがいを拾った浜辺で休憩していたところ、民俗学者の柳田國男が語った南洋幻想を元に詩人の島崎藤村が創作した叙情歌「椰子の実」の歌詞がふと脳裏をよぎりました。ブログを書き始めたときにそのことを思い出し、黒潮が打ちつける南国のお遍路さんを描くペンネームにふさわしいと考えた次第です。

第57番札所・栄福寺にて