お遍路2巡目:「区切り打ち」で続行中! 2019.6.11更新

2度目のお遍路、スタートします
 2018年3月、お遍路シーズンの春を迎え、2回目のお遍路をスタートさせることができました。2019年3月現在、4回に分けた「区切り打ち」で1年間かけて高知の足摺岬にまで到達したところです。なぜ、再び遍路道を歩きたくなるのか。その魅力は、黙々と歩く遍路道の途中にあるような気がしています。今回は休日を利用して少しずつ巡拝していますので、いったいいつになったら四国八十八ヶ所を打ち終えることができるのか、見当もつきません。気の長い話になりそうです。
 ➡ ohenro-online.com/…wa-ed/ohenro_2nd_start

第3番札所・金泉寺では梅の花が満開でした。

目次

【Part1 春の阿波路】

「いちばんさん」から再びお遍路が始まる

 第1番札所・霊山寺は地元では親しみを込めて「いちばんさん」と呼ばれています。成田空港を朝イチで出発し、午後3時にはすっかりお遍路さんの時間に身を置くことができました。
 [歩いた日]2018.3.2
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春浅い遍路道 体験型「くす供養」も満喫

 お遍路2巡目の第2日は、春の到来を感じさせる穏やかな晴天に恵まれ、久しぶりとなる遍路道の感触を確かめながらゆっくり歩きました。第3番札所・金泉寺では淡いピンク色の梅の花が青空によく映えていて、第6番札所・安楽寺の宿坊では「くす供養」という体験型のお勤めがとてもいい経験になりました。
 [歩いた日]2018.3.3
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春霞の徳島平野 歩き遍路の楽しいひととき

 四国八十八ヶ所第9番札所・法輪寺に続く歩き遍路の道はひたすら真っすぐです。遠くには四国の名峰、剣山に連なる山並みが見えます。春霞が広がる中、徳島平野の遍路道をゆっくりと歩くのは、春のお遍路さんの楽しみです。納経所でのさりげない会話に、思わずほっこりしました。
 [歩いた日]2018.3.4
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お遍路2巡目 第10番札所で最初の区切り

 先週末に2回目のお遍路を区切り打ちでスタートさせ、第1番札所から第10番札所まで歩いてきました。やっぱりお遍路の大きな魅力は、四国の高くて大きな空の下、次の札所に向かって歩くことにありますね。晴天に恵まれ、歩くことそのものが、とっても気持ちいい時間でした。
 [歩いた日]2018.3.4
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【初夏の高知市内で遍路ツアー】

高知近郊3カ寺 新緑のワンデー歩き遍路

 2018年のゴールデンウィークに、高知市中心部のはりまや橋を起点に第31番札所・竹林寺、第32番札所・禅師峰寺、第33番札所・雪蹊寺の3カ寺を徒歩で巡拝するワンデーお遍路を楽しんできました。初めて遍路道を歩いてみようという方にも気持ちよくたどれるコースです。
 [歩いた日]2018.4.29
 ➡ ohenro-online.com/…ed/kouchi_three_temple

新緑の竹林寺仁王門

【Part2 梅雨遍路-焼山寺から室戸岬へ】

小雨パラつく藤井寺 歩き遍路を再開

 小雨が降る第11番札所・藤井寺はとても静かでした。本堂に向かってひとりお次第を唱えていると、かぶっている竹笠に雨粒がぶつかる音がパラパラと響いて、とても落ち着いた気分になりました。焼山寺から室戸岬目指す区切り打ちをスタートします。
 [歩いた日]2018.6.8
 ➡ ohenro-online.com/awa-ed/fujiidera2018

2回目の焼山寺道 最後にバテバテ

 遍路ころがしで知られる焼山寺道に2回目の挑戦をしました。結果は、一本杉まで好調でしたが、最後の急登でバテバテ。「遍路学」のテキストによると、遍路道を黙々と歩く行為は、単純なことを繰り返す密教の「行」とよく似ているそうです。そんなことを考えながら、四国遍路の関門を歩きました。
 [歩いた日]2018.6.9
 ➡ ohenro-online.com/awa-ed/shouzannji-2nd

鮎喰川沿いの遍路道

 降水確率100%という、びしょ濡れ確実のシビアな天気予報の下、神山町阿川から第13番札所ー第17番札所の5カ所を打ちました。実際に雨が降り始めたのは、ちょうど最後の札所となる井戸寺の参拝を終えたとき。その後、やっぱり全身ずぶ濡れになりました。
 [歩いた日]2018.6.10
 ➡ ohenro-online.com/awa-ed/akuigawa

青空とざーざー降りの阿波3カ寺参り

 梅雨どきの歩き遍路は、本当に空模様に振り回されます。第19番札所・立江寺では台風一過のようなきらきらした太陽光線が降り注いでいたのに、遍路ころがしをよじ登った第20番札所・鶴林寺では、一転してざーざー降りの雨に見舞われました。
 [歩いた日]2018.6.11
 ➡ ohenro-online.com/awa-ed/rainy_kakurinji

太龍寺をめぐる古道歩きを満喫

 第21番札所・太龍寺の周りには、定番の遍路地図には載っていないけれども、現在の太龍寺への遍路道よりも分厚い歴史を持ち、自然度の高い魅力的な古道がいくつもあります。加茂道、いわや道、平等寺道と呼ばれる古道を連続してたどり、歩き遍路の楽しさを満喫しました。
 [歩いた日]2018.6.12
 ➡ ohenro-online.com/awa-ed/kamomichi

舎心ヶ嶽に立つ大きな空海像の肩ごしに、空海が見つめたであろう山々の連なりを眺めてみました。

透明感あふれる海岸線の遍路道

 徳島県の由岐から日和佐、牟岐を経て海部に続く遍路道は、起伏に富んだリアス式海岸をたどります。地形的にアップダウンが多いですが、変化に富んだトレッキングルートとなっています。梅雨の晴れ間の青空に恵まれ、海の遍路道を満喫しました。
 [歩いた日]2018.6.13
 ➡ ohenro-online.com/awa-ed/yuki_hiwasa

辺地修行を偲ばせる海辺の難所

 海の遍路道にも難所はあります。伏越の鼻から続く岩だらけの無人区間は、海岸線からそのまま急傾斜になって山にせり上がっていく地形のため、道らしい道がありませんでした。かつての歩き遍路たちは、干潮時に飛び石をしながら室戸岬を目指したそうです。
 [歩いた日]2018.6.14
 ➡ ohenro-online.com/awa-ed/fusegoe-no

空海降誕祭の室戸岬を逍遥

 修行時代の空海の足跡をたどる今回の歩き遍路は室戸岬がファイナルとなりました。しかも、きょう6月15日は弘法大師空海の誕生日として真言宗の寺々がお祝いする降誕祭の日。室戸岬の札所には弘法大師の誕生日を祝う法要やお接待が展開されていました。
 [歩いた日]2018.6.15
 ➡ ohenro-online.com/tosa-ed/muroto_cape

 

【Part3 師走遍路ー神峰寺から高知市内へ】

神峰寺に続く「まったて」

 第27番札所・神峯寺に続く遍路道は標高差450mを直登することから「まったて」と呼ばれてきました。十一面観音菩薩の霊験を求める人々は険路を厭わず参拝したのです。霊験譚はいまも四国のあちこちに生きているように思えます。
 [歩いた日]2018.12.22
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/kounomineji02/

師走遍路の朝。冬の海が厳かに姿を現しました

南国高知 厳かな冬の海

 遍路道の朝、暗いうちから海沿いの道を歩いているとだんだん周囲が明るくなり、南国高知の海がゆっくりと姿を現しました。独特の厳かな雰囲気を持つ冬の海を眺めながら、歩き遍路を堪能しました。
[歩いた日]2018.12.23
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/fuyunoumi/

高知市を目指すワンデイ歩き遍路

 第28番札所・大日寺から歩き始めると、夕暮れには高知市内に着くことができます。途中、第29番札所・国分寺では奈良時代の面影をしのびつつ。逢坂峠を越えて高知市内に入ると、まもなく第30番善楽寺です。前日の真っ青な海が広がる遍路道は一変し、高知平野の田園風景をたどるワンデイコースです。
  [歩いた日」2018.12.24
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/28-29-30-dainichiji/

カメラが戻ってきた話

 今回の忘れ物はショックでした。高知市内のホテルで12月25日朝、愛用の「カメラがない!」。思わず、血の気がひきました。あわてて前日の夕方に乗ったとさでん交通に電話したところ、「白いカメラでしょ。事務所にありますよ」。とっても温かい対応でした。遍路旅って、本当にいろいろなものをいただきます。
 [歩いた日」2018.12.25
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/camera_return/

【Part4 春再び 最果ての足摺岬を目指す】

春浅き土佐路 歩き遍路再開!

 3カ月ぶりに歩き遍路を再開しました。高知市内から歩き始め、第31番札所・竹林寺から第34番札所・種間寺まで。青空の下、早春の高知平野を歩くと、ひんやりした風がいい気持ちですね。
[歩いた日]2019.3.9
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/2019haru_kochi01/

遍路道には春を告げるモクレンの仲間が咲いていました

やまない春雨

 きょうの高知は朝から晩まで雨でした。せっかく千葉県から飛行機に乗って高知にきて、春雨ぐらいで歩き遍路を中止するのはあまりにも残念。とにかく宿泊先で朝食をいただき、朝から歩き出しました。でも、結局は昼過ぎで歩くのを中止したのですが…。
 [歩いた日]2019.3.10
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/2019haru_kochi02/

大展望きたー! 再び海沿いの遍路道へ

 室戸岬・足摺岬・石鎚山といった遍路にとっての聖地がまとめて見渡せる展望台って、あるんですね。第36番札所・青龍寺に向かう塚地峠から徒歩15分のところにある大峠展望所がそれです。昨日の雨から一転して青空が広がった高知で、春の歩き遍路を満喫しました。
 [歩いた日]2019.3.11
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/2019haru_kochi03/

繰り返す峠越え 「修行の道場」は続く

 「かどや やきざか そえみみず」。土佐高知の遍路ころがしの呼び名です。夕方に歩いた焼坂峠では、疲れが出たのか、大苦戦。きょうのルートには巡拝すべき四国八十八ヶ所の札所はひとつもありません。「修行の道場」と言われる土佐高知の遍路道はだんだんハードルが上がってきました。
 [歩いた日]2019.3.12
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/2019haru_kochi04/

そえみみず遍路道から五社の札所へ

 そえみみず遍路道をゆっくりと登り、仁井田では江戸時代まで四国八十八ヶ所の第37番札所だった五社の高岡神社にお参りしてきました。神様と仏様が分かち難く一体となってきた四国八十八ヶ所霊場の歴史を肌で感じることができた気がします。
 [歩いた日]2019.3.13
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/2019haru_kochi05/

足摺岬へ(1)歩き続けた国道56号線

 足摺岬に向かって歩き始めました。80kmを越える道のりには、ひとつの札所もありません。お遍路たちは2泊3日をかけて、補陀落浄土の入口とされる第38番札所・金剛福寺を目指してひたすら歩き続けるのです。四国八十八ヶ所で「修行の道場」とされる土佐高知の歩き遍路のクライマックスでもあります。
 [歩いた日]2019.3.14
 ➡ https://ohenro-online.com/tosa-ed/2019haru_kochi06/

足摺岬へ(2)四万十大橋から伊豆田峠越え

 足摺岬を目指す3日間の歩き遍路。2日目は黒潮町大方で朝の海を眺め、入野松原で静かな松林を歩き、大迫力の四万十川に圧倒されました。午後には伊豆田峠の古道から江戸時代に遍路道を整備した僧侶の名前をとった真念庵で往時を偲び、盛りだくさんの内容でした。
 [歩いた日]2019.3.15
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/2019haru_kochi07/

足摺岬へ(3)遍路道をたどり最果ての地に

 最果ての足摺岬を目指す歩き遍路80kmの3日目は、民宿の玄関前から眺めたすばらしい朝日とともにスタートしました。砂浜の遍路道や透き通るような磯浜に魅了されながら、最後は一心不乱にひたすら歩き続け、やっと足摺岬と第38番札所・金剛福寺にたどりつきました。
 [歩いた日」2019.3.16
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/2019haru_kochi08/

足摺岬 西岸ルートで打ち戻り

 第38番札所・金剛福寺の宿坊で一夜を過ごし、翌朝、足摺岬から荒々しい断崖が続く西岸ルートで打ち戻りました。大岐海岸では、小川の真水と打ち寄せる波が太陽光線に輝き、透明感あふれる世界を満喫。足も疲れ、精神的にも充足感が高まり、希望退職への応募をきっかけとした今回の歩き遍路を終えることにしました。
 [歩いた日]2019.3.17
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/2019haru_kochi09/

足摺岬打ち戻り余話 現代のアジール体験

 歩き遍路を終えて東京に戻る朝、事務所も自宅も引き払って遍路旅に出て「55歳の地図」を書いた漫画家、黒咲一人さんと歓談しました。行くあてのない遍路旅の末、ここで仕事をみつけた男性の話も聞きました。遍路道には、一時的に社会に居場所を見つけられなくなったひとが緊急避難できるアジールのような聖地空間がいまも実在するのかもしれません。最後に印象深い出会いがありました。
 [歩いた日」2019.3.18
 ➡ http://ohenro-online.com/tosa-ed/asile_in_ashizuri/