地図アプリの活用法

 歩き遍路のなかではまだあまり普及していないようですが、使ってみて便利だったのは、GPSを使った地図アプリです。なかでもインターネットに接続しなくても使えるタイプの地図アプリは、携帯電話の電波が届いても届かなくても同じようにGPS信号をキャッチして動くので、山道を歩くときに強みを発揮します。第12番札所・焼山寺や第60番札所・横峰寺をたどる歩き遍路道のように、携帯電話の電波が弱い山道でもきちんとつながりました。

 GPSを使った地図アプリの利点は、自分の現在位置が常に把握できるということです。

 例えば、遍路道を歩いていくうち、ポスト(案内板)が見当たらなくなるときがあります。場所によってはベタベタと貼ってある案内シールも、まったく見当たらないと、だんだん不安になってきます。そんなときに、GPSを使った地図アプリを立ち上げると、瞬時に自分がどこにいるのかが把握できます。しかも、地図アプリに事前に遍路道のデータを読み込ませておくと、自分の現在位置が歩き遍路の歩行ルート上にあるのか、それともどこかで歩行ルートから外れてしまったのか、一目でわかります。これは心強い味方です。

 また、連日歩いていると、自分が相当歩いたつもりでも、案外進んでいないことがあります。体の中に疲れが蓄積しているときには、自分の歩行ペースが思いのほか落ちてしまうものです。朝方は調子よく歩けたのに、午後になると1時間で着くと思っていた場所に1時間半歩いても着かない、といったことも起きます。そんなときにGPSを使った地図アプリで自分の現在位置を確かめると、気持ちがとても楽になり、効果的なペース配分にもつながります。

 歩き遍路向きの地図アプリの使い方を提案してくれているのが、「おへんろ電子道標」というサイトです。歩き遍路の歩行ルートを国土地理院の電子地図データやグーグルマップを使ってマッピングしたデータが公開されていますが、実際に遍路道を歩いているときに役立ったのは、「MAPS.ME」というスマートフォン向けの無料地図アプリを使う方法でした。

四国の地図データを読み込ませたアプリ「MAPS.ME」に、「おへんろ電子道標」による歩行ルートのデータを読み込ませた画面。GPSによる現在位置が表示される

⇒地図+GPSは最強の組み合わせ

Share

One thought on “地図アプリの活用法

  1. Pingback: 遍路が頼るGPS地図アプリ – お遍路オンライン

Translate »