高知近郊3カ寺 新緑のワンデー歩き遍路

   2018年のゴールデンウィークに、高知市中心部のはりまや橋を起点に第31番札所・竹林寺、第32番札所・禅師峰寺、第33番札所・雪蹊寺の3カ寺を徒歩で巡拝するワンデーお遍路を楽しんできました。これは高野山真言宗の天宮光啓阿闍梨を先達とする第1回「天宮光啓と共に歩くお遍路ウォーク」に参加したもので、単独行動を好む私にとっては、初めての団体遍路への参加でした。素晴らしい天気に恵まれ、気持ちのいい歩き遍路になりました。初めて遍路道を歩いてみようという方にも楽しくたどれるコースだと思います。

[06:00 はりまや橋]
 まだ薄暗いなか、五台山に向かって歩き始めました。空は快晴です。

[06:45 五台山登山口]
 高知港にかかる青柳橋を渡り、いよいよ五台山の登りが始まります。

[07:20 五台山展望台]
 山登りを始めて30分あまりで、浦戸湾を一望できる展望台に着きました。気持ちのいい風が吹いています。これから一番奥にみえる浦戸まで歩きます。

07:20 五台山展望台

[07:30 竹林寺五重塔]
 第31番札所・竹林寺に到着。朱色の五重塔に新緑がよく映えていました。

07:30 竹林寺五重塔

[08:25 竹林寺仁王門]
 緑陰に囲まれた竹林寺の仁王門です。境内全体が庭園のように美しい札所でした。門をくぐって一礼し、次の札所に向かいました。

08:25 竹林寺仁王門

[08:40 五台山下山道]
 竹林寺をあとに五台山を下田川まで一気に下ります。石畳の急坂は、気をつけないと転びそうでした。

[09:30 田植えの終わった遍路道]
 下田川を渡り、田園地帯を通って、第32番札所・禅師峰寺を目指します。遍路道の周囲は田植えが終わったばかりでした。地元の明里さんから「この田植えは今年2回目なんですよ」と聞かされて、びっくり。このあたりは温暖な気候から二期作が行われていて、今年1回目のコメ作りは3月に田植えが行われ、すでに収穫が終わっているそうです。
 背後に見える工事現場は高知東部自動車道で、高知市街から高知空港を通り、安芸市から徳島方面まで自動車道を延伸する計画とのことでした。

09:30 田植えの終わった遍路道

[10:00 土佐小夏のお接待]
 遍路道を歩いて武市半平太の旧宅前を通りかかったところで、地元の農家から旬を迎えていた土佐小夏のお接待をいただきました。こちらは20人近い大所帯でしたが、農家の方は満面の笑顔で歓迎してくれました。
 土佐小夏って、リンゴみたいに皮を向き、房の周りにある白い部分と実を一緒に食べると、甘みと酸味がちょうどミックスされておいしく食べられるんですねー。団体さんのお遍路では、こういうサプライズのお接待に会うことは滅多にないといます。歩き遍路の醍醐味です。新鮮な土佐小夏の味わい、忘れられません。

[11:05 禅師峰寺本堂]
 第32番札所・禅師峰寺は土佐湾に面した海岸段丘の上にある札所です。最後の登りで一汗かいて、小高い丘に登ると、長い信仰の歴史を感じさせる境内がありました。

禅師峰寺では、太平洋の雄大さに思わず見とれてしまう

高知の海岸線を一望できます

[12:20 禅師峰寺不動明王像]
 禅師峰寺仁王門の近くに池があり、お不動さまが祀られています。

仁王門の手前にある池では、引き締まった表情の不動尊が遍路を見守っています

[14:50 浦戸大橋を望む]
 第32番札所・禅師峰寺から第33番札所・雪蹊寺に続くお遍路道は、2つのコースが知られています。ひとつは高知県営の渡船で種崎から長浜にわたります。もうひとつは浦戸湾にかかった浦戸大橋を渡るコースです。今回は浦戸大橋経由でした。桂浜の近くを通り抜けると、遍路道は浦戸湾に沿って点在する集落をたどります。振り返ると、浦戸大橋がきれいに見えました。高知の遍路道は、やっぱり空と海の霊場ですね。

14:50 浦戸大橋を望む

[15:20 雪蹊寺本堂]
 太陽がだいぶ傾き始めたころ、第33番札所・雪蹊寺に到着しました。手元のiPhoneによると、朝からの歩行距離は21.7km。当初は雪蹊寺からはりまや橋まで歩くことも考えましたが、もう十分ですね。近くのとさでん交通長浜営業所から路線バスで高知市街に戻ることになりました。
 大師堂でしっかりと納経を済ませ、一息つくと、快晴の空が広がっていました。大師堂の鬼瓦も引き締まって見えます。充実した一日でした。お疲れさまでした。

16:05 雪蹊寺大師堂の屋根

[歩いた日 2018.4.29]
[歩いた距離 21.7km]

 

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