南国高知 厳かな冬の海
遍路道の朝、暗いうちから海沿いの道を歩いているとだんだん周囲が明るくなり、南国高知の海がゆっくりと姿を現しました。独特の厳かな雰囲気を持つ冬の海を眺めながら、歩き遍路を堪能しました。
遍路道の朝、暗いうちから海沿いの道を歩いているとだんだん周囲が明るくなり、南国高知の海がゆっくりと姿を現しました。独特の厳かな雰囲気を持つ冬の海を眺めながら、歩き遍路を堪能しました。
第27番札所・神峯寺に続く遍路道は標高差450mを直登することから「まったて」と呼ばれてきました。十一面観音菩薩の霊験を求める人々は険路を厭わず参拝したのです。霊験譚はいまも四国のあちこちに生きているように思えます。
千葉県民にとって身近な「お不動さま」といえば、成田山新勝寺です。いつも賑やかなお寺ですが、光明堂では不動明王−大日如来ー愛染明王の三尊が手を伸ばせば届きそうな距離で対面できます。見上げると空いっぱいにひつじぐもが浮かんでいました。
飛鳥の久米寺には若き日の空海が『大日経』に出会った場所という伝承があります。空海にとって『大日経』の「自心を実のごとく知るなり」という言葉との出会いは決定的だったとみられ、自分の心を掘り下げながら悟りの道筋を見極めようとする姿勢は終生変わることがありませんでした。
今回の高野山訪問では、大学院通信課程のスクーリング授業として、3日間缶詰め状態になり、密教瞑想法なる授業に出席しました。在家でもできる瞑想法として、阿息観、月輪観、阿字観の授業を受けたのですが、大変充実した講義と実技でした。
半年ぶりに高野山にやってきました。きょうは秋雨です。静かです。ただいま気温は13度。東京と約10度違いますね。3日間にわたり、高野山大学大学院通信課程のスクーリングで、阿字観瞑想を習います。