2回目の焼山寺道 最後にバテバテ
遍路ころがしで知られる焼山寺道に2回目の挑戦をしました。結果は、一本杉まで好調でしたが、最後の急登でバテバテ。「遍路学」のテキストによると、遍路道を黙々と歩く行為は、単純なことを繰り返す密教の「行」とよく似ているそうです。そんなことを考えながら、四国遍路の関門を歩きました。
遍路ころがしで知られる焼山寺道に2回目の挑戦をしました。結果は、一本杉まで好調でしたが、最後の急登でバテバテ。「遍路学」のテキストによると、遍路道を黙々と歩く行為は、単純なことを繰り返す密教の「行」とよく似ているそうです。そんなことを考えながら、四国遍路の関門を歩きました。
小雨が降る第11番札所・藤井寺はとても静かでした。本堂に向かってひとりお次第を唱えていると、かぶっている竹笠に雨粒がぶつかる音がパラパラと響いて、とても落ち着いた気分になりました。焼山寺から室戸岬目指す区切り打ちをスタートします。
2018年のゴールデンウィークに、高知市中心部のはりまや橋を起点に第31番札所・竹林寺、第32番札所・禅師峰寺、第33番札所・雪蹊寺の3カ寺を徒歩で巡拝するワンデーお遍路を楽しんできました。初めて遍路道を歩いてみようという方にも気持ちよくたどれるコースです。
高野山から桜が咲く天野の里まで、町石道を歩いて下りました。随筆家の白洲正子が愛した隠れ里は春爛漫。西行堂も丹生都比売神社も桜の花に囲まれて匂い立つような風情でした。生命力があって香りが控えめな山桜が魅力的です。
四国八十八ヶ所を回って基本的なことを学び直したいという気持ちが強くなり、高野山大学大学院の通信教育課程に入学しました。入学式では、ハイティーンの新入生たちに混じり、54歳の私も新入生席の一角に! 新鮮な気分になりました。
第2番札所・極楽寺は「安産大師」で知られる札所です。赤ちゃんを思わせるお地蔵さまは、真っ赤なハートマークの上着とおそろいの座布団に包まれ、いかにも「インスタ映え」しそうなかわいらしさ。本尊の阿弥陀如来からは、浄土信仰が広がる以前に、阿弥陀さまが海洋信仰と関係があったとの専門家の指摘を考えさせられます。