カテゴリー: 土佐編

高知近郊3カ寺 新緑のワンデー歩き遍路

2018年のゴールデンウィークに、高知市中心部のはりまや橋を起点に第31番札所・竹林寺、第32番札所・禅師峰寺、第33番札所・雪蹊寺の3カ寺を徒歩で巡拝するワンデーお遍路を楽しんできました。初めて遍路道を歩いてみようという方にも気持ちよくたどれるコースです。

種間寺で見上げたいわし雲

台風が過ぎ、いわし雲が広がると、秋の深まりを感じます。四国八十八ヶ所第34番札所・種間寺は弘法大師空海が唐から持ち帰った五穀の種を蒔いたと伝わっており、その名の通り高知平野の豊かな実りを感じさせるお寺です。

暴風多雨が育んだ水切り瓦の遍路宿

室戸岬周辺は台風銀座のひとつなので、遍路道を歩いていても「暴風多雨の気候風土」に育まれた水切り瓦や土佐漆喰など独特の建築をみることができます。特に吉良川町の街並みは美しく、台風のニュースを聞くと思い出します。

宿毛 甘口醤油と歴史の街

「土佐の醤油は西にいくほど甘くなるんだよ」−。居酒屋さんで教えてもらった醤油文化論に、宿毛町で納得しました。京都の公家文化の影響や戊辰戦争への出兵など豊かな歴史を持つ街です

最果ての足摺岬 四国遍路のハイライト

足摺岬は最果ての旅情が募る特別な場所。る第38番札所・金剛福寺は中世の補陀落信仰をいまに伝えています。荒波が砕ける岬を眺めていると、あっという間に時間が過ぎていきました

​ 5体の御本尊に宿る歴史

​高知市内から鉄道とバスで足摺岬を目指します。まずは窪川駅で降りて第37番札所・岩本寺へ。本尊が5体もあって、歴史の曲折を感じました。四万十町役場はクールです。