お遍路オンライン ブログ

神峯寺に続く「まったて」

第27番札所・神峯寺に続く遍路道は標高差450mを直登することから「まったて」と呼ばれてきました。十一面観音菩薩の霊験を求める人々は険路を厭わず参拝したのです。霊験譚はいまも四国のあちこちに生きているように思えます。

秋の気配広がる成田山新勝寺

千葉県民にとって身近な「お不動さま」といえば、成田山新勝寺です。いつも賑やかなお寺ですが、光明堂では不動明王−大日如来ー愛染明王の三尊が手を伸ばせば届きそうな距離で対面できます。見上げると空いっぱいにひつじぐもが浮かんでいました。

暮れゆく久米寺 若き空海の出会いを偲ぶ

飛鳥の久米寺には若き日の空海が『大日経』に出会った場所という伝承があります。空海にとって『大日経』の「自心を実のごとく知るなり」という言葉との出会いは決定的だったとみられ、自分の心を掘り下げながら悟りの道筋を見極めようとする姿勢は終生変わることがありませんでした。

密教瞑想法 3日間集中講義

今回の高野山訪問では、大学院通信課程のスクーリング授業として、3日間缶詰め状態になり、密教瞑想法なる授業に出席しました。在家でもできる瞑想法として、阿息観、月輪観、阿字観の授業を受けたのですが、大変充実した講義と実技でした。

霧の高野山

半年ぶりに高野山にやってきました。きょうは秋雨です。静かです。ただいま気温は13度。東京と約10度違いますね。3日間にわたり、高野山大学大学院通信課程のスクーリングで、阿字観瞑想を習います。

空海降誕祭の室戸岬を逍遥

修行時代の空海の足跡をたどる今回の歩き遍路は室戸岬がファイナルとなりました。しかも、きょう6月15日は弘法大師空海の誕生日として真言宗の寺々がお祝いする降誕祭の日。室戸岬の札所には弘法大師の誕生日を祝う法要やお接待が展開されていました。