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高野山点景:大門は結界のシンボル

四国八十八ヶ所の巡礼を終えたお遍路さんは、高野山に御礼参りを行うのが慣例です。表玄関となる大門から弘法大師空海が開創した瞑想修行の聖地に足を踏み入れていきました。

たどり着いた結願寺

四国八十八ヶ所は第88番札所・大窪寺で結願します。たどり着いたときの達成感は、何ものにも代えがたいものがありました。私の場合、鉄道や路線バスなどを使いながら520kmを歩いたのですが、それでも忘れられない記憶です。

情感豊かな物語を伝える古刹

第86番札所・志度寺は謡曲ともなっている海女の玉取り伝説をはじめ、情感あふれる多くの物語が志度寺縁起として伝わっています。日本人が育んできた死生観や情念を感じる物語です。

吊灯籠の古刹を巡る

後白河法皇の帰依を受けて隆盛した歴史を持つ第82番札所・根香寺と、長い歴史を持ちながらも庶民的な魅力がある第83番札所・一宮寺。青空の下、対照的な2つの古刹を巡りました

空海を育んだ地縁と血縁

第76番札所・金倉寺と第77番札所・道隆寺は豪族の和気氏に関係が深く、当時の高僧や帰化人ともつながりがありました。こうした地縁や血縁は空海の天才を育んだ土壌でもあります。

善通寺界隈 お大師さまの故郷に遊ぶ

弘法大師信仰の総本山である第75番札所・善通寺と幼少期の空海が遊んだ土地と伝わる第74番札所・甲山寺には、1200年の時空を超えて弘法大師を慕う熱量に溢れた一帯です。