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少年空海が身につけた反骨

仏僧として位階を極めた空海ですが、実は反骨精神の持ち主だったという見方があります。弥谷寺から善光寺にかけて札所が密集するエリアはそんな少年期の空海が過ごした故郷です。

辺地信仰に通じる540段

急な石段に囲まれた四国八十八ヶ所第71番札所・弥谷寺は、空海ゆかりの岩窟もあって、厳しさのなかにも古代にまで遡る信仰の厚みを感じさせてくれる霊場です

死のイメージ重なる遍路道

第45番札所・岩屋寺の奥ノ院に続く山道で、分厚い苔に覆われた大量の墓石に出くわしました。修行者たちの墓石だそうです。四国遍路が持つ死のイメージが濃厚に伝わってきました。

巨岩が伝える修行者の気配

巨大な岩に貼りつくように境内が広がる第45番札所・岩屋寺は、山岳霊場として長い歴史を持ちます。厳しい修行を求めた行者たちが息遣いが伝わってくるようです。

​ 5体の御本尊に宿る歴史

​高知市内から鉄道とバスで足摺岬を目指します。まずは窪川駅で降りて第37番札所・岩本寺へ。本尊が5体もあって、歴史の曲折を感じました。四万十町役場はクールです。

神社とお寺の距離

高知平野に青空が広がり、気持ちよく歩けた一日。土佐神社に隣接する第30番札所・常楽寺では、神社とお寺の距離が近い四国八十八ヶ所の歴史と空海の宗教観をあれこれ考えました。