山桜咲く町石道を下る。高野山から天野を再訪
高野山から桜が咲く天野の里まで、町石道を歩いて下りました。随筆家の白洲正子が愛した隠れ里は春爛漫。西行堂も丹生都比売神社も桜の花に囲まれて匂い立つような風情でした。生命力があって香りが控えめな山桜が魅力的です。
高野山から桜が咲く天野の里まで、町石道を歩いて下りました。随筆家の白洲正子が愛した隠れ里は春爛漫。西行堂も丹生都比売神社も桜の花に囲まれて匂い立つような風情でした。生命力があって香りが控えめな山桜が魅力的です。
町石道は麓の九度山から高野山まで6、7時間かかるロングコース。単調な道のりに疲れが出てきたとき、頼りになるのが一町(107m)ごとに置かれた町石の存在です。随筆家の白洲正子が「これこそ本物の『参道』の名にふさわしい」と記した祈りの舞台装置です。
四国八十八ケ所第80番札所・国分寺の背後にある丘陵地を越えて第81番札所・白峯寺に至る山道は、古い遍路道の面影があります。高松市の近くにこれほど山深い雰囲気があるとは驚きでした。