種間寺で見上げたいわし雲

 高知県の四国八十八ヶ所第34番札所・種間寺で見上げたいわし雲です。種間寺は穀倉地帯が伸びやかに広がる高知平野の一角にあり、第33番札所・雪蹊寺から青空の下で快調に飛ばして歩き、だいぶバテたところでたどりつきました…

第34番札所・種間寺の屋根にかかるいわし雲。秋深し。

 種間寺も古い歴史を持つお寺です。聖徳太子が活躍した6世紀後半、大阪の四天王寺を建てるために朝鮮半島の百済からやってきた職人たちが無事に仕事を終えて帰国する途中、高知沖で暴風雨に襲われて近くの港に緊急避難。その滞在中に海上安全を祈って薬師如来を彫り、このあたりにお祀りしたことが起源だそうです。

 日本への仏教伝来は、6世紀半ばに百済から当時の大和朝廷に伝えられたのが公式の伝来とされますが、それからしばらくして四天王寺を建てるためにわざわざ大勢の職人たちが来日してくるなんて、当時の朝鮮半島と大和朝廷はずいぶん親密な関係を持っていたのですね。その痕跡が高知平野に残っているとは種間寺にお参りするまで知りませんでした。

 ちなみに種間寺というユニークなお寺の名前は、弘法大師空海が中国大陸の唐から持ち帰った米、麦、豆など五穀の種を蒔いたとの伝承が由来となっています。きっとこのあたりは空海の時代から豊かな穀倉地帯だったことがわかります

[歩いた日]2016.10.11

  ➡️ブログ「高知平野を快調に歩く」 http://ohenro-online.com/tosa-ed/kouchi-heiya/

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