【第1番札所 霊山寺】ゆっくり参拝したい「いちばんさん」
by いもがい · 2018年3月25日
《アクセスガイド》四国八十八ヶ所のスタートとなる霊山寺は、JR高徳線の板東駅が最寄駅になります。駅から県道12号線に向かい、徒歩15分ぐらいで山門が現れます。JR板東駅は各駅停車だけが停まる駅なので、事前にJR四国の時刻表をチェックしてください。
高速バスで高松自動車道の鳴門西PAで降りると、徒歩20分ほどで霊山寺に着ける、なんていう裏技(?)もあります。鳴門西PAには神戸、大阪、京都などと高松を結ぶ高速バスが停車します。ジェイアール四国バスのWEBサイトから関西各地と高松を結ぶ高速バス路線の時刻表が一覧できます。
また、首都圏から霊山寺に向かうときも、飛行機で高松空港に飛び、JR高松駅を経由して徳島行や大阪行きの高速バスで鳴門西PAに行くことができます。これは夜行バスのように疲れないし、LCCを使えば交通費も抑えられるのでオススメです。詳細は「首都圏発 「いちばんさん」への格安アクセス術」をご覧ください。
《札所紹介》 「いちばんさん」の愛称で親しまれる四国八十八ヶ所第1番札所の霊山寺は、いつも多くのお遍路さんで賑わっています。読み方は「りょうぜんじ」。初めてのお遍路さんをスタートさせるときには、慣れないことが多くて、ゆっくり境内を拝観する余裕もないかもしれません。でも、見所が盛りだくさんのお寺です。私も2巡目のお遍路をスタートさせるために霊山寺を再訪したとき、新たに発見することが多く、前回は気持ちが高ぶっていたのか、ろくに拝観していなかったことに気づかされました。
例えば、境内の真ん中にある池は、第1番札所らしく「発心池」と名付けられていて、その中央から小さな噴水が出ています。よくみると、噴水の出口は釈尊の誕生した姿をかたどった「誕生釈迦仏」になっています。「天上天下唯我独尊」の言葉で知られる、あのポーズです。実は、霊山寺には弘法大師空海の持仏だったとの言い伝えがある白鳳時代(7世紀)の誕生釈迦仏像が現存しているそうで、その寺宝をモチーフに発心池の噴水もデザインされているのだと思います。そんないろいろな物語が境内のあちこちに散りばめられていますので、ぜひ時間をかけてご参拝ください。
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首都圏発 「いちばんさん」への格安アクセス術
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遍路用品「爆買い」失敗記
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[公共交通機関]
JR坂東駅時刻表 JR四国
http://www.jr-shikoku.co.jp/01_trainbus/jikoku/
徳島自動車道 鳴門西PA・ジェイアール四国バス
http://www.jr-shikoku.co.jp/bus/guide_net.htm#kousoku
[お宿情報]
霊山寺の奥の院でもある大麻比古神社に向かう参道に、静かに過ごせる民宿観梅苑があります。
民宿観梅苑 http://www.ca.pikara.ne.jp/kanbaien/
info.
名称:竺和山 一乗院 霊山寺
宗派:高野山真言宗
本尊:釈迦如来
真言:のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
霊場会HP: http://www.88shikokuhenro.jp/tokushima/01ryozenji/index.html
住所: 徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
電話: 088-689-1111
駐車場: 100台