高野山点景

 初めてのお遍路を結願し、そのまま高野山にお参りしました。四国八十八ヶ所を巡礼したあとに高野山の奥の院を訪ねるという習慣はそれほど古いものではないようですが、実際に高野山奥の院でお大師さまの廟に向かって般若心経を唱えると、ここが四国遍路の最終ゴールだという気がしてきて、恥ずかしながら胸がいっぱいになりました。
 奥の院では撮影禁止ですので写真はありません。高野山の点景をお伝えします。

高野山奥ノ院の参道。この先に弘法大師空海の御廟があります

大門は結界のシンボル

 四国八十八ヶ所の巡礼を終えたお遍路さんは、高野山に御礼参りを行うのが慣例です。表玄関となる大門から弘法大師空海が開創した瞑想修行の聖地に足を踏み入れていきました。
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女人禁制伝える高野三山

 高野山では明治初期まで女性の参拝が許されたのは、女人道から高野三山にかけた周回ルートまででした。古道の面影をたどります。
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精進料理はベジフードの極み

 高野山の宿坊に泊まると、夕食には精進料理が振舞われます。寺院ならではの魅力的な演出がうれしいですね。素材の美味しさに昆布や椎茸などの出汁を加えてうまみを引き出す精進料理は、ベジタリアンフードの極みに思えます。
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墓石重なる無縁塚

 高野山奥ノ院の近くにある無縁塚を初めてみたとき、異様な圧迫感がありました。数えきれない墓石の集積はそのまま高野山信仰の歴史です。
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奥ノ院へ続く静かな参道

 弘法大師空海が入定した御廟は高野山奥ノ院の最奥部にあります。静かに般若心経を読み、初めての四国八十八ヶ所巡礼が終わりました。
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 初めてのお遍路を終えてからおよそ1年半が経ち、再び四国遍路を再開することにしました。今回は「区切り打ち」で、なるべく丁寧に歩いて回ろうと思っています。

お遍路2巡目:「区切り打ち」でゆっくり続行中!

 2018年春、お遍路シーズンを迎え、2回目のお遍路をスタートさせました。今回は「区切り打ち」の歩き遍路で、次は第27番札所・神峯寺になります(いつになるのか未定です…)。なぜ、再び遍路道を歩きたくなるのか。その魅力は黙々と歩く遍路道の途中にあるのではないでしょうか。
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